東京芸術大学 邦楽科 清元・清元三味線
現時点で、芸大では学部4年間修士過程2年間(大学院)の枠内で勉強することが出来ます。近々、別科2年間の新しい枠も設けられるということです。学部、修士過程が実技及び学科を勉強するのに対し、別科は実技のみの勉強である点が異なります。
実技レッスンに関して言うと、週2回、一人当たり平均20分の内容です。(演奏会前になると延長も有。)又、自分の専攻実技(本科)の他に 副専攻実技(副科)として、様々な実技レッスンを受講できます。例えば
(1)清元専攻(本科)+長唄三味線(副科)
(2)清元三味線専攻(本科)+管楽器クラリネット(副科)etc。
以上のように、自分の専攻実技の勉強を深めると同時に、様々なジャンルの「音」や「動き」に触れ、 幅広く学ぶことができます。
年間を通して定期的にある演奏会として、
1. 前期、後期、総合実習→一学年一曲を目安に、専攻実技を演奏する勉強の場。先生方の評価を頂く場でもある。
2. 前期、後期、定期演奏会→邦楽科全体の演奏であり、奏楽堂にて行われる。先生方と生徒が同じ舞台の上で、一段演奏をしたり舞ったりする。
3. 芸術祭における自主演奏会、大演奏会→毎年九月に行われる芸術祭の中の演奏会で、先生方の指導の下、学生が主体になって企画・演奏に取り組む。
4. 学内演奏会・卒業演奏会→学部4年生が、それぞれ一段づつ演奏する。共に公開演奏会である。
5. 修士課程、別科の終了演奏会→これも、卒業を控えた修士課程2年生、別科の2年生が一人一段づつ演奏する。